漢字文献情報処理研究会設立趣意書

 近年の情報化社会の急速な発展は、文化・社会の各方面に、革命的変革をもたらしつつあるが、それは我が国の文系学術分野においても例外ではない。しかし、こと東洋学分野における情報化は、他分野に比べて立ち後れた状況にある。それは、従来、コンピュータの日本語環境における多言語処理・漢字処理が困難であったこと、及び、コンピュータへの理解不足に起因するものと思われる。

 現在ではハード及びソフトの急速な発展により、ごく一般的なパーソナルコンピュータで簡単に数万字の漢字や中国語を扱えるようになっている。一方、台湾・中国・米国などでは、急速に東洋学分野の電子化が進展しており、我が国の東洋学は世界的潮流からも取り残されつつある。しかし、我が国では、このような事実すら知られておらず、その状況は危機的とも言える。

 かかる現状をふまえ、ここに漢字文献情報処理研究会を設立する。

目的

  • 東洋学(日本・中国・韓国など)分野におけるコンピュータ利用方法の研究・紹介および関連情報の交換
  • 研究・教育現場でのコンピュータ活用・普及の促進
  • 関連諸分野の人材交流
  • 海外における同種の学会、プロジェクトとの積極的な交流・協同活動

特色

  • バーチャル研究会を指向し、活動の拠点はWeb上の掲示板システムに置く
  • 特定の機種やOS・ソフトウェアに束縛されることなく、自由に討論できる場を目指す
  • 国内外の関連諸団体との連携を積極的にはかる
  • 各種プロジェクト・研究会活動を立ち上げるための人材交流の場を提供する

活動

  • Web上の掲示板システムによる各種情報交換
  • 講演会・シンポジウム等の開催(不定期)
  • 連絡誌の発行
  • 研究会誌の発行
1998.11.20 公開
1998.12.13 承認

Last-modified: 2018-10-20 (土) 15:51:08