────Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)──── △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ──────────── http://www.jaet.gr.jp/ ─────────── ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2014.10.01 □■ ■□ 二〇八号 □■ ─────────────────────────────────── ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ─────────────────────────────────── ─[PR]──────────────────────────────── ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃漢┃字┃文┃献┃情┃報┃処┃理┃研┃究┃第┃15┃号┃★まもなく発売★ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■■■□□□本会機関誌最新号が、まもなく発売されます!□□□■■■■ ┏━━┓ ┃目次┃ ┗━━┛ ■論文■ ・HTMLのルビ標準化の現状と課題 川幡 太一 ■□特集1 情報化時代における中国学研究基盤を考える□■ ・学術情報収集のスキルとインフラ整備 千田 大介 ・学術データベースの構築と公開 師 茂樹 ・学術情報共有プラットフォームとしてのCiNii 大向 一輝 ・2014年度夏期公開シンポジウム 「情報化時代における中国学研究基盤を考える」レポート 佐藤 信弥 ■□特集2 東洋学論文検索指南□■ ・日本の学術論文データベース 小島 浩之 ・中国の論文を探す 千田 大介 ・台湾・香港の論文データベース 二階堂善弘 ・韓国の学術論文の検索方法 師 茂樹 ・ベトナムの文献を探索する 矢野 正隆 ・『人文学と著作権問題』余話 漢字文献情報処理研究会 ・外国語教育ワークショップ「プチITを利用した外国語教育の実践」報告 ~PC1台からできる外国語教育におけるIT利用 氷野 善寛・紅粉 芳惠 ▼△▼レビュー&リソース紹介▼△▼ ・Microsoft Office Mobile & Online 田邉 鉄 ・一太郎2014徹&ATOK2014 山田 崇仁 ・BabelPad 師 茂樹 ・Windows 8.1環境におけるピンイン処理 千田 大介 ・When.exe Ruby版 須賀 隆 ・中華経典典籍庫 千田 大介 ・瀚堂典蔵 千田 大介 ・蘇州地方文献データベース 佐藤 仁史 ・華東師範大学中国文字研究与応用中心 山田 崇仁 ・中国・台湾の古典籍検索 小島 浩之 ・「農業古籍」について 村上 陽子 ┌―――――――――――┐ │ 定価:2,000+税 │ ├―――――――――――┤ │ISBN978-4-87220-183-3 │ └―――――――――――┘ ・最寄りの中国書籍店・書店にてお求め下さい。Amazonにも近日登録予定。 ・書店での取り寄せが困難な場合は、オンライン通販窓口 (http://jaet.gr.jp/shop)をご利用下さい(10/3予約受付開始予定)。 ・漢情研会員は、専用窓口にて会員価格にてお求め頂けます。BBSの関連情報 をご参照下さい。 ─[PR]──────────【絶賛発売中!】────────────── ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ □ □ □ 『 人文学と著作権問題 -研究・教育のためのコンプライアンス 』 □ ■ ■ □ "Humanities meets Jurisprudence □ □ - compliance in research and education" □ ■ ■ □ 好文出版刊行 定価 \2,500+税 A5判 ISBN 978-4-87220-177-2 □ □ □ ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆人文学の研究・教育における著作権などの法律問題を実例に即して解説 ◆大学・学校、さらには図書館・博物館・資料館などの教職員・研究者必携 ◆いざというときに役立つ法的な考え方をわかりやすく解説 ◆情報時代における人文学の新たな課題へのアプローチ ◎「著作物の電子化の許諾に関する覚書」のひな形や著作権法全文も収録 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まえがき I 序説 アカデミズムにおけるコンプライアンス II 人文学と法─法的思考の基礎 III 研究・教育で失敗しないために IV Q&A 付録 著作物の電子化の許諾に関する覚書(ひな型) 著作権法 コラム ノートの創作性(補)/主文と傍論/建築の著作物と同一性保持権/ 訓読と翻訳・印税/三島由紀夫の手紙事件/ GPLとクリエイティブ・コモンズ/図書館と著作権/ 特許・実用新案・意匠・商標/ 人文学の研究・調査とコンプライアンス/著作権法関連書籍ガイド 事項索引 あとがき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※ 書店・オンライン書店でお求め下さい。現在、以下のオンライン書店で購 入可能です。 ・本屋クラブ(http://www.honyaclub.com/shop/g/g16082733/) ・丸善&ジュンク堂ネットストア(http://www.junkudo.co.jp/) ・東方書店(http://www.toho-shoten.co.jp/) ※ 書店・オンライン書店での購入が困難な場合は以下の通販ページをご利用 下さい。 http://www.jaet.gr.jp/books.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇ JAET か ら の お 知 ら せ ◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃●漢字文献情報処理研究会第16回大会 日程決定・発表者募集!●┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 本年度の漢情研大会の日程・会場が以下のように決まりました。現在、発表 者を募集中ですので、奮ってご応募ください。 ◎日時:2014年12月23日(祝)午後 ◎会場:東京大学大学院経済学研究科・学術交流棟(小島ホール)1階 第2セミナー室 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_03_j.html ◎発表者募集中! ○募集テーマ ・東洋学をはじめとする人文科学諸分野でのコンピュータ技術の応用事例 ・人文学の研究・教育、図書館業務などに関する著作権・法律問題 ・多漢字、多言語処理に関する問題 ・中国語をはじめとする語学教育におけるコンピュータ技術の応用事例 ・人文科学系の情報処理教育に関する問題 ・東アジアの新しい文化メディアとしてのコンピュータやインターネット をめぐる問題 ・その他、関連する諸問題 ○申込締切:10月30日(金) 発表ご希望の方は、発表タイトルと簡単な内容説明を事務局宛にお送りく ださい。詳細はBBSの告知をご参照ください。 ─────── ■会員向け情報 ─────── ○【重要】会費納入のお願い 会費未納の方は、出来るだけ早くお振り込みください。 振込口座は http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/ (会員専用)トップページ にてご確認ください。また、会員種別変更(一般・BBS)も随時受付中です。 ※ 一般会員で会費が未納の方には、当該年度の『漢字文献情報処理研究』が 発送されません。早急にお振り込みください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2013.6.26~9.25◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ・BBS更新情報はRSSでも配信しています。http://jaet.gr.jp/index.xml ────────────────────── ■談話室 ────────────────────── ○【イベント】「東アジア仏教写本研究」 7/26・27日に国際仏教学大学院大学で開催された。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=373 ○Webサーバー(Re: when.exe Ruby版 rev.1392β公開) 強力な暦変換ソフト、whenのWeb版が公開された。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=374 ○【公開ワークショップ】デジタル・ヒューマニティーの最前線と経済学史研 究 8/25に東京大学で開催された。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=378 ○ピンインフォントの更新版 中国語の声調符号付きピンイン表示用フォントの更新版を、漢情研会員限定 で公開中。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=379 ━気まぐれコラム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇『漢情研』15号の編集を終えて◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 千田大介@電脳瓦崗寨 現在、『漢情研』第15号の入稿を完了し、ようやく一息ついたところである。 編集後記は編集後記として本誌に掲載しているが、ここではそれとは別に、今 号の編集をめぐる雑感などを書き綴りたいと思う。 ~~~~~~~~~~ 今号は全144ページと、例年に比べて些かボリュームが少なくなっている。記 事の内容やクオリティには自信を持っているが、それでもパワーダウンのそし りは免れ得まい。次号、漢情研第一期を締めくくる特別号のための充電期間で あると、ご理解いただければ幸いである。 振り返れば、『電脳中国学』の刊行を機に漢情研が発足したのが1998年、中核 メンバーは、やや世代が上の二階堂氏を除き、いずれも大学院生であった。 2000年に『漢情研』の刊行が始まり、爾来15年、若手と言われていた我々もい つしか中堅と呼ばれる年齢にさしかかりつつあり、大学の労働環境が年々厳し さを増す中にあって、中心戦力として期待されるようになっている。しかも、 中核メンバーはいずれ劣らぬ電脳の使い手揃い、仕事が出来ると思われている ようで、事務仕事の負担の重さに泣いているのは一人二人ではない。今号はそ うした厳しい現状が露呈してしまった側面もある。 こうした状況がなかなか改善できないのは、若手世代の人文学研究者から新た なJAETの担い手がなかなか育ってこないからでもある。JAETの中核を占めるの は昭和40年代生まれ世代だが、アメリカSFの影響を色濃く受けたサブカルチャー 作品とともに育ってきたこともあって、コンピュータなどの技術発展に強い興 味を抱いており、しかも10代の時期がパソコンの発展期と重なっており、科学 技術への夢を手軽に実現できることに歓喜した、そういう世代であると言えよ う。だからこそ、人文学研究にパソコンを応用することに、大いに興味を引か れたのだと思われる。 また、既存の価値観の破壊が進行した80年代バブル時期に青春を過ごした影響 も大きいのかも知れない。人文学研究者は、本を読んでキチンと研究していれ ば業績を生み出せるのだから、わざわざパソコンを利用する必然性はない。し かし時代の空気の中、既存の学問の枠組みを破壊し、新たな知を創造する起爆 剤として、パソコンへの期待が培われていたのかもしれない。 いずれにせよ、現在の20~30代の世代からは、そうしたパソコンへの情熱がさ ほど感じられないし、研究に関しても、細分化されたジャンルの枠に閉じこも ろうとする傾向が強いように思える。筆者の専門分野についても、側聞すると ころでは、明清の通俗小説を研究しながら同じ白話文学である戯曲に手を出そ うとしない若手が増えているという。筆者が大学院生のころは、小説が専門で あっても中国の伝統劇公演はできるだけ見に行く人が多かったし、周辺分野へ の目配りの重要性をさまざまな形で教わっていたと思うのだが……。 そうであるならば、人文学研究における情報処理の活用は、おそらく人文情報 学というジャンルに切り離されてしまい、今後も人文学研究者一般には浸透し えないのかもしれない。筆者が人文情報学というジャンルを立てるのを好まな い理由もここにある。彼らが情報化に取り組んでいるから自分たちは何もしな くて良い、という言い訳を強化する材料を与えかねないと危惧するからだ(もっ とも、いずれにせよそうした状況が変わらないのならばジャンルとして確立し た方が良い、という判断も当然ありうるだろうし、その方が筆者としてもスッ キリして楽ではある)。 ともあれ、漢情研は来年度をもって一つの締めくくりを迎え、『漢情研』誌も 少なくとも毎年の刊行は次号で終了する。振り返れば『漢情研』は刊行しても 明確な反応が返ってきたことがほとんどなく、大海に石を投ずるかのような感 を覚えることも度々だったが、それでも東洋学情報化に関する情報源として、 一定の役割を果たしてきたのではないかと思う。今後、そうした役割は若手世 代や大学・研究機関にキチンと担って頂くべきであると考えているが、さて、 どうなるのだろうか? 些か湿っぽい話になってしまった。例年ならば編集作業が終了して開放感から ハイな気分になっているのだが、昨年来の編集疲れと心労から少々鬱気味になっ ているのかも知れない。来年度は、もう少し明るい感想が書けるように、鋭気 を蓄えたいものである。 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し て発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000083458) ◆登録変更・講読停止 ----- http://jaet.gr.jp/mag/ ◆漢情研入会申し込み ----- http://jaet.gr.jp/guiding.html ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃漢字文献情報処理研究会メールマガジン 208号 [2014.10.01]┃ ┃ 隔月発行┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃ 編集・発行:漢字文献情報処理研究会┃ ┃ 本号編集担当:千田大介┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃本メールマガジンの内容を、著作権法に定められた範囲を超えて、無断で┃ ┃引用・転載・再利用することを厳禁します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |