────Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)──── △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ──────────── http://www.jaet.gr.jp/ ─────────── ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2013.10.01 □■ ■□ 二〇一号 □■ ─────────────────────────────────── ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ─────────────────────────────────── ─[PR]──────────────────────────────── ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃漢┃字┃文┃献┃情┃報┃処┃理┃研┃究┃第┃14┃号┃★10月15日発売★ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■■■□□□本会機関誌最新号が、まもなく発売されます!□□□■■■■ ┏━━┓ ┃目次┃ ┗━━┛ ■□特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有□■ ○総説 師 茂樹 ○オンラインストレージ ・Dropbox.SkyDrive.Google ドライブ.iCloud 師 茂樹 ○オンラインオフィスアプリ ・Office Web Apps 田邉 鉄 ・Google ドライブアプリ 千田 大介 ・iWork for iCloud 師 茂樹 ○チャット・ビデオ会議 ・Google+ハングアウト 千田 大介 ・Skype 田邉 鉄 ○SNS ・研究コミュニケーションツールとしてのSNS 師 茂樹 ○Google Maps ・Google マップを使った地理情報の利用と発信について 山田 崇仁 ○学会2.0 ・Ustream を用いた歴史系学会中継の成果と課題 後藤 真 ・Twitter で学会実況なう 師 茂樹 ・学会における情報発信の課題 学会誌のデジタルアーカイブ化を中心に 小島 浩之 ■□特集2 SAME 応用事例集□■ ・仏教文献を使ったSAME のテスト 師 茂樹 ・SAME を使った草書の翻字 千田 大介 ・道教の霊符を検索 二階堂善弘 ▼△▼JAET 2013 Summer Conference「大学教養課程とICT 教育」▼△▼ ・大学教養課程でICT をどう扱うか 田邉 鉄 ・スタディ・スキルズ教育としてのICT教育 ~レポートの書き方を中心に 師 茂樹 ・北星学園大学における初年次教育と ソーシャルメディアを活用した情報教育の実践 金子 大輔 ・21 世紀型スキルを視野に入れた外国語教育 山崎 直樹 ・初修中国語教育におけるICT・レアリア活用の試み 中西 千香 ・「デジタル教科書」をめぐる近年の動向 師 茂樹 ■論文■ ・UCSにおける漢字拡張Fの標準化動向 川幡 太一 ・新HSK 大綱単語の性質について 国内教科書・5 級過去問の単語統計を通じて 千田 大介 ▽▲▽レビュー&リソース情報▽▲▽ ・ソフトウェアとハードウェア Windows 8 & Office 2013 / Microsoft Surface RT / 一太郎2013 玄& ATOK2013 / InDesign Creative Croud / Adobe Acrobat XI / ScanSnap SV600 / 機械翻訳は中検3 級に受かるか? 千田 大介 / 田邉 鉄 / 山田 崇仁 / 金子 眞也 / 山崎 直樹 ・リソース紹介 小學堂文字學資料庫について―古文字の検索を中心として― /全唐詩・全 宋詩分析系統 佐藤 信弥 / 千田 大介 ■書評■ ・『Linked Data Web をグローバルなデータ空間にする仕組み』 師 茂樹 ┌―――――――――――┐ │ 定価:2,000+税 │ ├―――――――――――┤ │ISBN:978-4-87220-166-6│ └―――――――――――┘ ・最寄りの中国書籍店・書店にてお求め下さい。Amazonにも近日登録予定。 ・書店での取り寄せが困難な場合は、オンライン通販窓口 (http://jaet.gr.jp/shop)をご利用下さい(10/3予約受付開始予定)。 ・漢情研会員は、専用窓口にて会員価格にてお求め頂けます。BBSの関連情報 をご参照下さい。 ─[PR]─────【Amazonでも買えるようになりました!】──────── *――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――* | | | 『 大学で学ぼう 知のスキルアップ15 』 好文出版 刊 | * * | 絶賛発売中! 定価 \1,800+税 B5判 ISBN 978-4-87220-160-4 | | | *――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――* ◎漢情研が送る、情報時代に対応した新たな初年次教育教科書! ◎学生生活の心掛け、大学での学びの意味から、レポート・論文執筆まで。 ◎Word・Excel・PowerpointからEvernoteまで、大学の学びへのコンピュータ 活用も詳述! ◎授業運用に便利なワークシート付属! 詳細な教授用マニュアルも用意! 〓目次〓 第I部 大学生入門 第II部 情報収集入門 第III部 リーディングと問題発見 第IV部 レポート執筆とプレゼンテーション 第V部 まとめ 第VI部 巻末資料 コラム ワークシート ─[PR]────────【大好評発売中!増刷出来!】────────── ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ □ □ □ 『 電脳中国学入門 』 定価 \2,000+税 好文出版 刊 □ ■ ■ □ 大好評発売中! B5判 240ページ ISBN 978-4-87220-150-5 □ □ □ ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ ◎Windows 7+Office 2010環境対応、多漢字・中国語マニュアル ◎中国旅行手配からニュース・政府公式データまで現地情報源も充実! ◎中国学の調査・研究に役立つ学術リソース情報満載! ▲▼目次など詳細は以下のページをご参照下さい。▼▲ http://jaet.gr.jp/denchu3/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇ JAET か ら の お 知 ら せ ◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃●漢字文献情報処理研究会第16回大会 日程決定・発表者募集!●┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 本年度の漢情研大会の日程・会場が以下のように決まりました。現在、発表 者を募集中ですので、奮ってご応募ください。 ◎日時:2013年12月22日(日)午後 ◎会場:花園大学・拈花館202教室(http://www.hanazono.ac.jp/access/) ◎発表者募集中! ○募集テーマ ・東洋学をはじめとする人文科学諸分野でのコンピュータ技術の応用事例 ・多漢字、多言語処理に関する問題 ・中国語をはじめとする語学教育におけるコンピュータ技術の応用事例 ・人文科学系の情報処理教育に関する問題 ・東アジアの新しい文化メディアとしてのコンピュータやインターネット をめぐる問題 ・その他、関連する諸問題 ○申込締切:11月10日(日) 発表ご希望の方は、発表タイトルと簡単な内容説明を事務局宛にお送りく ださい。詳細はBBSをご参照ください。 ─────── ■会員向け情報 ─────── ○【重要】会費納入のお願い 会費未納の方は、出来るだけ早くお振り込みください。 振込口座は http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/ (会員専用)トップページ にてご確認ください。また、会員種別変更(一般・BBS)も随時受付中です。 ※ 一般会員で会費が未納の方には、当該年度の『漢字文献情報処理研究』が 発送されません。早急にお振り込みください。 ――――――― ■イベント情報 ――――――― ○関西大学アジア文化研究センター 第1回国際シンポジウム 「東アジア転典籍資料のアーカイヴズ構築と活用」 日時:2013年10月19日 10時 場所:関西大学以文館 4F セミナースペース ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2013.8.26~9.25◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ・BBS更新情報はRSSでも配信しています。http://jaet.gr.jp/index.xml ────────────────────── ■談話室 ────────────────────── ○雅虎中国終了 Yahoo!中国がついに閉鎖された模様。中国インターネットの栄枯盛衰を感じ させる。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=341 ○論文募集 第19回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」 今秋開催の同シンポジウムで論文を募集中。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=342 ○改正労働契約法に関する若手研究者アンケート 大学教員と若手研究者を悩ませている労働契約法改正問題について、標記ア ンケートが実施されている。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=344 ━気まぐれコラム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇『漢情研』14号編集後記メルマガ版◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 千田大介@電脳瓦崗寨 ■はじめに 『漢情研』第14号は去る9月17日に無事入稿し、現在、日本中国学会大会での お披露目を目指して鋭意印刷中である。今号も無事にここまでたどり着けたの は、ひとえに好文出版の尾方社長、編集委員各位、会員諸賢、および関係各位 の有形・無形の援助の賜物である。感謝申し上げる。 さて、『漢情研』の編集後記は奥付の隣に例によって掲載してあるのだが、ス ペースが限られており言葉を尽くせなかった部分も多い。そこで、本誌掲載版 を大幅に加筆・修正したメルマガ版編集後記をお届けしようと思う。 ■『大学で学ぼう』と本誌 漢情研では今年2月、『大学で学ぼう 知のスキルアップ15』を刊行した。昨 年の『電脳中国学入門』同様、またしても2月の〆切り直前まで突貫作業が続 いたが、その際に威力を発揮したのがDropboxであり、Google+ハングアウトで あり、Googleドライブアプリなどのオンラインオフィスアプリであった。本誌 の特集1「研究コミュニケーションツールと情報共有」は、かかる経験から着 想されている。 例えば、校正作業の最終段階では、学生バイトにゲラを読み上げさせてそれを 聞きながらチェックする読み上げ校正を行っているが、その大詰め段階がメイ ン執筆者の師代表のタイ出張と重なってしまった。そこでGoogle+ハングアウ トで筆者の研究室とタイのホテルとを結び遠隔読み上げ校正を行ったところ、 対面で行う校正と遜色ない効率が得られた。 また、ゲラのPDFファイルはDropboxで共有していたので、タイからでも最新の ファイルにアクセスできた。Dropboxは本誌の編集でも存分に威力を発揮した。 本誌の特集記事は編集局員が執筆を担当したものが多いが、何しろみな常時ネッ トにつながっており、しかもDropboxはファイルの更新をアラーとしてくれる ので、メールでの連絡を待たずに作業を進められる。このため、原稿が上がっ て20分後にゲラをアップ、またゲラが上がって10分後に校正が戻される、といっ た極めてスピーディーな編集作業が実現できた。 クラウドサービスの爆発的普及を背景としたそれらオンラインサービスの急激 な発達は、研究・教育のあり方を大きく変える可能性を秘めている。以上に挙 げた学術雑誌の編集作業や、本誌記事で紹介している学術情報の発信や共有の みならず、研究・教育のさまざまな局面で応用が可能であろう。それらのサー ビスを組み合わせることで、手軽にオンライン読書会が開催できることは筆者 も既に経験済みであるが、そのほかにも、オンラインオフィスアワーを設定し て学生の相談を受け付ければ、よりきめ細かな指導が可能になろうし、また発 表や論文の相談に来ない学生を否応なしに捕まえることもできよう。 従来は高額かつ特殊なソリューションを必要としたことが、ブロードバンドネッ トワークやスマートフォン・タブレットPCなど普及により、フリーサービスを 利用して手軽に実現できるようになったのだから、 JAET 2013 Summer Conference「大学教養課程とICT教育」もまた『大学で学ぼ う』の刊行を受け、初年次教育および語学教育におけるICT利用を考えるもの として立ち上がった企画である。Summer Conference登壇者のご発表はそれぞ れ、ICTを援用しつつ大学教育を取り巻く大きな環境の変化に対応したより高 度な教育を目指すもので、大変示唆に富んでいた。質疑応答も大変に盛況で、 会の終了後も深夜まで、二軒三軒と店を変えつつ白熱した議論が繰り広げられ た。爽やかな北海道大学で暑く盛り上がった当日の雰囲気は、本誌掲載論文か らもにじみ出ているのではなかろうか。 ■レビューの寂寞 『漢情研』の誌面は、半ばが論考と特集記事、半ばがレビューで構成されてい るが、ここ数年レビューがめっきり寂しくなってきている。 中国本土での大規模古典データベース開発は一段落しており、進行中の中華字 庫プロジェクトも企画に無理があり先行き不安との声が届いている。台湾中央 研究院をはじめとするオンラインデータベースは、安定期に入っており、大き な動きは少ない。 一方、日本国内でも新たな中国学学術データベース公開の話題をほとんど耳に しない。これまでにもしばしば書いてきたが、20世紀、掛け値無しに世界をリー ドしていた頃の日本中国学は、諸橋『大漢和』に代表される辞書と、語彙・逐 次索引という、カードなどを駆使したアナログ時代の最先端テクノロジーをそ の最大の武器にしていたと思われる。ところが90年代以降の急速なデジタル化 の中で索引は作られなくなり、その代替としてのデータベース構築は行われず、 ひいてはそうした基礎作業を通じた大学院生の教育も行われなくなった。 中国でも近年、研究助成金と連動した研究書が大量に出版されるようになって いるが、精緻な校注の付された翻刻はむしろ減っているし、真に学術的ニーズ から出発したデータベースの構築も、ネット規制の影響もあって進んでいない。 商業主義的な巨大データベースという、大規模インフラ開発は行われたものの、 いずれも品質に問題を抱えており、ある語彙の存在は発見できても、ある語彙 の不在を証明できないレベルに留まっている。 学術データベースの開発は、学術インフラ整備であるのと同時に、情報時代の 人文学基礎研究としての意味を持とう。その意味で、国内研究・教育機関には 学術データベースの構築・公開に積極的になってもらいたいものである。 ■久々の編集担当 さて、今号より約10 年ぶりに本誌編集長に復帰した。10年ぶりに触れた本誌 のInDesignファイルは、変なこだわりが各所に溢れ、書式設定の自動化が進ん でいないなど、妙に青臭いものに感じられた。このような形で過去の自分と向 き合わされるのは、なにか気恥ずかしいものである。そして、このような酷い ファイルを渡されながら、それをものともせずに長らく本誌編集長を完璧に勤 め上げられた山田崇仁氏に敬意を表したい。ご苦労様でした。 筆者はここ数年、『Chinese Culture Review』の翻訳が忙しく、編集長降板後、 本誌の記事もあまり多く担当できない状況が続いていた。その仕事も一段落し たことで、今号は久々に多くの記事を執筆している。雑誌のボリュームが不足 したために9月に入ってから急遽論文まで執筆することになったが、これは十 分な原稿を確保できなかった編集長の自業自得である。それ以外の記事はテス トレポートが多かったこともあり、夏休みの自由研究のノリで楽しく執筆でき た。 筆者の記事のみならず、雑誌全体についてご感想などお聞かせ頂けたら幸いで ある。 ■おわりに ご承知のように漢情研は2015年度をもって現行の会員制度を終了し本誌も一旦 終了することになる。また今年度から再来年度にかけて、科研費プロジェクト と連動しつつ、本会では3冊の書籍の刊行を予定している。漢情研を美しく終 わらせるために、残り2年、全力を尽くす所存である。 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し 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