ども、千田大介@電脳瓦崗寨です。 この期に及んでコラムが固まらないのですが、ひとまず本体だけ流しておきま す。 ――――Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)―――― △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ―――――――――――― http://www.jaet.gr.jp/ ――――――――――― ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2007.7.1 □■ ■□ 第一二六号 □■ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―[PR]―――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃漢┃字┃文┃献┃情┃報┃処┃理┃研┃究┃第┃7┃号┃★発売中!!★ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■□本会機関誌最新号の最新刊が刊行されています□□□□□□□■■■■ ■■□書店・オンラインにて販売中!□□□□□□□□□□□□□□■■■■ ┌─────────┐ │ 定価:2,000+税 │ │ISBN:4-87220-108-6│ └─────────┘ ・最寄りの中国書籍店・書店にてお求め下さい。 ・書店への入荷が困難な場合は、オンライン通販窓口をご利用下さい。 http://jaet.gr.jp/shop/ ・バックナンバーは、アマゾン(http://www.amazon.co.jp/)でもお求めいただ けます。 ・漢情研会員・CCAI会員は、専用窓口にて会員価格にてお求め頂けます。 漢情研Webサイト・BBSの関連情報をご参照下さい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET か ら の お 知 ら せ ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――――――― ■一般向け情報 ――――――― ○2007年度夏期公開講座を開催します ┏━━━━━━━━━━━┓ ┃■“版面権”とは何か■┃ ┗━━━━━━━━━━━┛ 日時:7月30日(月)14:00〜17:00 会場:花園大学(京都) 講師:石岡克俊(慶應義塾大学 産業研究所) 入場無料(ただし非会員は参加費500円を申し受けます) 要申し込み ◆公開講座修了後に懇親会を開催します。 時間:18:00〜 会費:5,000円(学生4,000円) ※詳細・参加申し込み:http://www.jaet.gr.jp/meeting.html#2007k 今年も例年通り、石岡先生を講師にお招きして、著作権に関する問題につい て検討します。 今年度は、法律上は明確な規定がないにも関わらず、著作権などをめぐる議 論においてしばしば目にする“版面権”についてご講演頂きます。 研究者が情報を発信したり利用(引用)したりする際の注意点など、実践的 な視点からのディスカッションができればと考えていますので、皆様の質問 や体験談など、積極的にお寄せ頂ければ幸いです。 ――――――― ■会員向け情報 ――――――― ○【重要】登録情報の確認と会費納入状況の連絡について 全JAET会員を対象に当会登録情報の確認と会費納入状況のご連絡を6月初旬 に郵送(封書)にて行いました。現時点で未着の方は登録されている住所が 古い可能性がありますので、至急下記のフォームよりご連絡願います(なお、 海外在住の方は今回の郵送対象に含まれておりません)。 http://www.jaet.gr.jp/change.html(会員専用) また会費未納の方は出来るだけ早くお振り込みください。 振込口座は http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/ (会員専用)トップペー ジにてご確認ください。また、会員種別変更(一般・BBS)も随時受付中 です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2007.5.26〜6.25 ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ・BBS更新情報はRSSでも配信しています。http://www.jaet.gr.jp/index.xml ――――――――――――――――――― ■雑談 <電脳・社会・学界をめぐって> ――――――――――――――――――― ○万年助教はかっこいい? 毎日新聞・京都支局「支局長からの手紙:「万年助教」/京都」、ちょっと 無責任な書き方では? http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac4&mes=18 ―――――――――――――――――――――― ■電脳情報 <Webサイト・ソフトウエア etc.> ―――――――――――――――――――――― ○【soft】Windows版safari MAC OS X標準ブラウザSafariのWindows版βが公開。速度は速いが、多言語 にまだ問題がある。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=557 ○【soft?】Wiiのopera WiiのOperaブラウザ、多言語表示もできるのだが、いかんせんフォントが無 い。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=558 ―気まぐれコラム――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ 斜陽の日本ケータイ ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 千田大介@電脳瓦崗寨 ■iPhoneの使えない日本 アップルのiPhoneのアメリカ発売は、ひとまず大成功だったようだ。ケータイ と人気のiPodが一体化したのみならず、斬新なデザインと操作とともに登場し たのだから、ヒットしないはずがない。 ところがこのiPhone、GSM方式のみの対応であるため、日本国内では使うこと ができない。これは言うまでもなく、PHP→PDGという独自規格路線で、海外キャ リアと携帯メーカーから国内市場を死守した、その一つの結果である。報道で は、iPhoneの3G対応を待って国内に投入されるのではないかと言われているが、 3Gの世界的な普及の遅れを考えると、それは希望的観測にすぎないように思え てくる。 ■売れない携帯王国日本の携帯 日本国内では全くと言っていいほど報道されないが、日本製携帯は中国市場で 苦闘空しく終に全面潰走状態になっている。東芝・松下・三菱、そして唯一気 を吐いていたNECまでも……。多少なりと日本系なのは、もはやソニー・エリ クソンくらいである。 中国人からしてみれば、現地法人の経営陣を日本人で固めてばかりでローカラ イズを進める気がなく、しかも意志決定が遅くて商機をキャッチできない、そ んな日本メーカーの失敗は当然のことなのである。中国のネット上で反日と同 時に広まった侮日には、このような日本メーカーの醜態の反映でもあるのだ。 思えば、日米貿易摩擦が盛んなりしころ、左ハンドルの3ナンバー車を日本に そのまま持って来たアメリカメーカーを、日本人は小馬鹿にしていたものだ。 ところが今度は、日本が同じ過ちを犯しているわけだから、滑稽なものだ。 手厚く保護された国内で売ることしかできない、世界レベルでは中小零細メー カー、それが日本の携帯メーカーの現状なのである。 報道によれば、経産省は日本の携帯電話料金料金制度の見直しを指示したよう だが、高額な電話代で端末の価格を補填するという日本独自の料金制度が崩れ たとき、国内メーカーが息の根を止められる可能性は決して低くは無いと思う。 もっとも、そのくらいの方が、メーカーにも刺激になっていいのかもしれない が。 ■海外を学ぶ時代へ 考えてみれば、これまでの日本製品は、欧米先進国に持っていって売るモノだっ た。欧米に存在しているモノを学び、工夫を凝らしてより良く作り輸出すれば 売れたわけだし、また、日本よりも進んだ国だという観念が染みついているの で、相手を懸命に学び受け入れられる努力をした。 ところが、中国市場ではそうはいかなかった。製品とともに、その製品を使う 生活をプレゼンテーションしなくてはならない。現地独自の伝統や社会様式を を学び受け入れ対応しなくてはならないのは欧米と同じなのだが、いかんせん、 中国は後進国であるから、海外は先進文化を学ぶ対象であるという日本人の観 念が災いして、横柄な態度になってしまったのではないか。 中国に限らない。これからの日本は、BRICs諸国の市場を開拓しなくてはなら ないと思われる。しかし、それらの国々のスペシャリストが我が国にはどれほ ど居るのだろうか?それらの国々についても、中国における国産ケータイの轍 を踏んでしまうのではなかろうか? ・ ・ こうして考えると、海外に学ぶ学問から、海外を学ぶ学問へと、日本の人文学 としての外国学のあり方も、変わらなくてはならない時期にさしかかっている のかもしれない。人文学はそんな実利に動かされるべき学問ではない、という 向きもあるかもしれないが、しかし、リアルな海外の現実と向かい合うことな くして海外文化の理解などあり得るはずがないし、そもそも現実の海外理解に 寄与しないのであれば、それは外国学では無いのだから。 【このコラムは不定期掲載です。】 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し て発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000083458) ◆登録変更・講読停止 ----- http://jaet.gr.jp/mag/ ◆漢情研入会申し込み ----- http://jaet.gr.jp/guiding.html ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃漢字文献情報処理研究会メールマガジン 一二六号 [2007.7.1]┃ ┃ 毎月1日発行┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃ 編集・発行:漢字文献情報処理研究会┃ ┃ 本号編集担当:千田 大介┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃本メールマガジンの内容を、著作権法に定められた範囲を超えて、無断で┃ ┃引用・転載・再利用することを厳禁します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |