――――Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)―――― △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ―――――――――――― http://www.jaet.gr.jp/ ――――――――――― ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2007.2.1 □■ ■□ 第一二一号 □■ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――― ■メールマガジンの発行回数変更について(重要) ――――――――――――――――――――――― 平素は漢字文献情報処理研究会のメールマガジンをご愛読頂きましてありがと うございます。 先に開催されました2006年度総会におきまして、本メールマガジンの発行回数 を従来の月2回から月1回へと変更する旨が提案され、了承されました。理由は、 以前と比べてBBSの更新頻度が減ったこと、JAET-BBS RSSフィードの配信を開始 したことによりメールマガジンの役割が一部そちらに移ったことなどです。 発行回数を減らす分、コラムをより多く掲載するなど、内容の充実をはかりた いと考えています。変更の趣旨をご理解の上、今後もご愛読頂ければ幸いです。 ―[PR]―――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃漢┃字┃文┃献┃情┃報┃処┃理┃研┃究┃第┃7┃号┃★発売中!!★ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■□本会機関誌最新号の最新刊が刊行されました!□□□□□□□■■■■ ■■□書店・オンラインにて販売中!□□□□□□□□□□□□□□■■■■ ┌─────────┐ │ 定価:2,000+税 │ │ISBN:4-87220-108-6│ └─────────┘ ・最寄りの中国書籍店・書店にてお求め下さい。 ・書店への入荷が困難な場合は、オンライン通販窓口をご利用下さい。 http://jaet.gr.jp/shop/ ・バックナンバーは、アマゾン(http://www.amazon.co.jp/)でもお求めいただ けます。 ・漢情研会員・CCAI会員は、専用窓口にて会員価格にてお求め頂けます。 漢情研Webサイト・BBSの関連情報をご参照下さい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――― ■会員向け情報 ――――――― ○【重要】総会報告公開 先日行われました総会の報告を、以下のページに掲載しております。ご確 認下さい。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/2006.html (会員専用) ○【重要】会費納入のお願い 会費未納の方は、出来るだけ早くお振り込みください。 振込口座は http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/ (会員専用)トップページ にてご確認ください。また、会員種別変更(一般・BBS)も随時受付中です。 ※一般会員で2006年度会費が未納の方には、『漢字文献情報処理研究』第7号 が発送されません。早急にお振り込みください。 ○【重要】会員登録情報変更のお願い 異動や引越しなどにより会員登録情報に変更が生じた会員の方は下記の フォーム(会員専用)より事務局までお知らせ願います。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/change.html ――――――― ■イベント情報 ――――――― ○公開シンポジウム 文化・知識情報資源共有化とメタデータ 〜横断的アーカイブズ論研究会2006年度成果報告(中国調査)を中心に〜 日時:平成19年3月3日(土:13:00〜17:00)〜4日(日:9:00 〜12:00) 会場:静岡大学佐鳴会館(浜松市城北町3‐5‐1) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2006.12.26〜2007.1.25 ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ・BBS更新情報はRSSでも配信しています。http://www.jaet.gr.jp/index.xml ――――――――――――――――――― ■雑談 <電脳・社会・学界をめぐって> ――――――――――――――――――― ○【雑談】朝日字体 朝日新聞社が「表外漢字字体表」などをふまえて新聞紙面の活字の変更を 宣言。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac3&mes=970 ○【中国語】中国語で「以上」「以下」「未満」「より大きい」って同じ意味? 昨年夏にも同様のこと(「以前」「より前」)が話題になったが、中国語 では含む、含まないを明示しないと曖昧になるようだ。留学生にExcelを 教える際にも問題。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac3&mes=971 ―――――――――――――――――――――― ■電脳情報 <Webサイト・ソフトウエア etc.> ―――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○【サイト】中⇔日機械翻訳livedoor翻訳 ライブドアが翻訳サービスに参入。翻訳技術の提供はAMiKAiのようだが、 他のサービスと比べて性能が劣る印象。 http://translate.livedoor.com/chinese/ http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=495 ○【イベント】創価大学でIDP創始者の公開講演会 1月19日に開催された国際敦煌プロジェクト創設者・ディレクターのスー ザン・ウィットフィールド氏の講演会の話題。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=502 ○【データベース】六十種曲 未校正のPDF版を電脳瓦崗寨(http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/)にて 公開というアナウンス。XML版のおまけとのこと。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=503 ○【データベース】民国時期戯曲論著データ 王国維、呉梅、周明泰、辻聴花の著作を公開とのアナウンス。中国都市芸 能研究会Wiki(http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/~chengyan/)から。校 正はこれからとのこと。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=504 ○【ハード】中国語キーボードにできるノートPC ロジテックが、6種類の言語からキーボードを選択できる法人向けノートPC (OSは日本語版)を発売と発表。セットアップの手間が省けるかも? http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=510 ―――――――――――――――――――――― ■文字処理情報 <テキスト処理と文字コード> ―――――――――――――――――――――― ○【文字コード】漢字符号化のアポリア 1月28日に開催された情報処理学会 デジタルドキュメント研究会で小林龍 生氏による「漢字符号化のアポリア―異体字問題解決の糸口を求めて」と いう発表。ヴァリエーションセレクタを使った漢字の異体字処理について の話題も。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=505 ―気まぐれコラム――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ 出会い系ツールとしてのSNS ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 師 茂樹 ■SNS大流行 最近、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)については、いろいろ なところで耳にするようになった。日本最大のSNSであるmixiが鳴り物入りで株 式公開をし、それはテレビなどで一般向けに放映された。所謂「Web 2.0」関連 のことをテーマにした新書本などがたくさん刊行されている。 近年、携帯電話のスペックがかつてのパソコン並みになりつつあり、携帯電話 によるWebブラウジングが格段に便利になってきたため、SNSのような比較的重 いサイトでも携帯電話から快適にアクセスできるようになってきた。mixiの発 展も、携帯電話ユーザが支えていると言って過言ではないだろう。 ※ ちなみにmixiには漢情研のコミュニティもある。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=1067180 最近の報告では、社内SNSや草の根SNSなど、小さなコミュニティの中でのコミュ ニケーションツールとしても、SNSがうまく働く事例があるようである。当然の ことながら、研究者向けのSNSというのも、理系を中心に、それほど多くはない が存在している。 ■研究者向けSNSあれこれ 研究者向けSNSは、非常に大雑把ではあるが「出会い系」と「情報交換系」に分 けられるように思う。前者は(ちょっとネーミングがよろしくないが)要する に、実世界ではなかなか会えないような人々を結びつけることを主目的とした サービスである。mixiなども、人によっては「新手の出会い系」と言う場合も あるが、ある意味SNSの王道的な使い道なのだろう。一方、後者は人的交流も含 むが、どちらかというと学術的な成果が生まれることを期待しているサービス である。 ・INTER(http://inter-web.jp/) 「理工系大学7,000研究室を情報起点とする初めてのWeb2.0/SNS」で、「企業と 研究者、研究者同士が出会う」場であるとの由。つまり出会い系である。 ・UCEE研究者データベース 異なる領域の研究者や企業を対象に「求人情報・論文情報を統合したアカデミッ クSNS」とのこと。これも出会い系であろう。 ・神経科学者SNS(http://ibr.pne.jp/) 設立理由は「神経科学・脳科学に関わる研究者の情報交換・コミュニケーショ ンの促進のため」。これと連動して、各種データや論文などを交換するための プラットフォーム XooNIps(http://sns.ibr.neuroinf.jp/modules/xoonips/) も運営している。どちらかというと情報交換系か。 ・FaceRen(http://oversea.faceren.com/) 中国国内外の一流大学に在籍する中国系学生や研究者、Google、IBMなどの大企 業で働く中国人エリート?を対象とするSNS。デザイン面でmixiに似ているよう な気がするが、気のせいだろうか。多分、出会い系。 ・iSpring(http://www.ispring.org/) 「研究者や政策担当者に開放することにより、情報収集や情報交換、議論等の ための場をネットワーク上に形成することが目的」との由。情報交換系なのだ ろう。 上にあげた研究者向けのSNSは筆者の管見の範囲のものであり、もっとたくさん あると思われるので、ご教示頂ければ幸いである。 ■出会い系じゃまずいですか? 上にあげた研究者向けSNSが、どの程度成功しているのかはわからない。どんな サービスでもそうだが、Web上にシステムを作れば人が自動的に集まってきたり、 あるいはコミュニケーションが活発化するわけではない(のは常識だと思うが、 “いのべーしょん”がどーのこーの言って、未だにそういう幻想に取り憑かれ ている人が少なからずいるのは不思議である)から、あるSNSが成功しているか らと言って、SNSであればうまくいくという一般解が得られるわけではない。 しかしながら、つい夢想してしまうのは、人文学あるいは東洋学(あるいは○ ○学……「○○」には好きな学問領域を入れてよい)研究者のためのSNSがあっ たら、全国学会が主催するSNSがあって会員に参加を呼びかけたりしたら、旧態 依然、蛸壺化の閉塞から脱却できるのではないか…などというようなことであ る。 実は以前から「インターネットを使った共同研究」のようなアイデアは出され ていた。上のSNSの分類で言えば情報交換系である。ただし、うまくいったとい う話はあまり聞いたことがないような気がする(BBSやメーリングリストが使わ れるようになったころは、「他の研究者にアイデアを盗まれるようなことはし ない」と言って、このような場に参加しない人は少なくなかったように思う)。 一方、出会い系に関しては、個人研究が主で企業とのつながりも薄い人文系で はこれまであまり関心を持たれなかったように思うが、社会的には成功例がある。 具体的にどうすればいいのか?と問われると答えに窮するが、少なくとも学術 的な成果が出ないのであればやる意味がない、という風に早まるのではなく、 同好の士と楽しくお話ができればそれでいいじゃない、ぐらいの軽い気持ちで 参加できるような、そんな場があってもよいのではないかと思う。学会だって、 懇親会の方が楽しい(もちろん学術的に)じゃないですか (^_^;; 【このコラムは不定期掲載です。】 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し て発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000083458) ◆登録変更・講読停止 ----- http://jaet.gr.jp/mag/ ◆漢情研入会申し込み ----- http://jaet.gr.jp/guiding.html ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 漢字文献情報処理研究会メールマガジン 一二一号 [2007.2.1]┃ ┃ 毎月1日発行┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃ 編集・発行:漢字文献情報処理研究会┃ ┃ 本号編集担当:師茂樹┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃本メールマガジンの内容を、著作権法に定められた範囲を超えて、無断で┃ ┃引用・転載・再利用することを厳禁します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |