――――Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)―――― △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ―――――――――――― http://www.jaet.gr.jp/ ――――――――――― ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2006.3.1 □■ ■□ 第一百号 □■ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―[PR]―――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃漢┃字┃文┃献┃情┃報┃処┃理┃研┃究┃第┃6┃号┃★好評発売中!★ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■□本会機関誌の最新号刊行中!□□□□□□□■■■■ ┌─────────┐ │ 定価:2,200+税 │ ├─────────┤ │ISBN:4-87220-098-5│ └─────────┘ ・最寄りの中国書籍店・書店にてお求め下さい。 ・書店への入荷が困難な場合は、オンライン通販窓口をご利用下さい。 http://jaet.gr.jp/shop/ ・漢情研会員・CCAI会員は、専用窓口にて会員価格にてお求め頂けます。掲示 板・メーリングリストの関連情報をご参照下さい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET か ら の お 知 ら せ ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――――――― ■一般向け情報 ――――――― ○RSS配信を正式に開始しました。 JAET-BBS活性化の一環として、JAET-BBSのRSSフィード配信サービスを開 始しました。URIは以下のとおりです。 http://www.jaet.gr.jp/index.xml ★試験運用時と変更されています★ 非会員の方もRSS(書き込みのタイトル)を入手することができますが、 記事を閲覧することはできません。閲覧ご希望の方は、ご入会ください。 会員の方は、以下の詳細情報をご参照ください。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=an&mes=775(会員専用) ――――――― ■会員向け情報 ――――――― ○【重要】会費納入のお願い 会費未納の方は、出来るだけ早くお振り込みください。 振込口座は http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/(会員専用)トップページ にてご確認ください。また、会員種別変更(一般・BBS)も随時受付中で す。 ※一般会員で本年度会費が未納の方には、『漢字文献情報処理研究』第6号 が発送されません。早急にお振り込みください。 ○【重要】会員登録情報変更のお願い 異動や引越しなどにより会員登録情報に変更が生じた会員の方は下記のフ ォームより事務局までお知らせ願います。 http://www.jaet.gr.jp/JAET-BBS/change.html(会員専用) ○BBS改良中。 一部のブラウザで表示が乱れるなどのご指摘がありましたので、BBSの一 部に改良を加えました。今後もこの様な事がありましたら、是非本会BBS でご指摘していただければ幸いです。 ○新入会員(2006.2.11〜2006.2.25) 1名の方が新たにJAETに入会されました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2006.2.11〜2006.2.25 ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ―――――――――――――――――――――― ■電脳情報 <Webサイト・ソフトウエア etc.> ―――――――――――――――――――――― ○【2006太郎】余り変わらず? このほどバージョンアップした一太郎だが、多言語関係は細かな改善はあ るようだが、あまり変わり映えしない。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=334 ○HTML から JavaScript コードを消滅させるライブラリ 近頃元気なJavaScriptだが、コードを完全にHTMLソースから外部の.jsファ イルに追い出すことのできるライブラリ、behaviour.jsが凄い。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=info3&mes=336 ―――――――――――――――――――――― ■文字処理情報 <テキスト処理と文字コード> ―――――――――――――――――――――― ○YAML で書く敷居の低い構造化文書 スペースやハイフンを使ってブロックレベルを構造化するフォーマット、 YAMLの紹介。構造化文書の概念を容易に習得できる点に大きなメリットが あるが、古典文献のマークアップには向かない。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=code2&mes=689 ○熟語構成漢字の基本形の読みの抽出法について 学−ガク:学校−ガッ コウ のように、単漢字の読みの基本形と熟語内 の読み方が違う場合に上手くマッチングさせる方法は?話題は、音韻、さ らに関西弁の問題に展開。 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=code2&mes=693 ―気まぐれコラム――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ RSS で中国情報 ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 千田大介@電脳瓦崗寨 http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/ ■ついに百号 漢情研メルマガも、今号をもって百号の大台に乗った。はじめたときには、い つまで続くのかという危惧もあったが、2002年1月の創刊以来、4年間にもわた り曲がりなりにも積み重ねてこられたのは、ひとえに愛読者諸賢の叱咤激励あっ たればこそである。幹事一同、衷心より感謝申し上げたい。 振り返れば、『電脳中国学』の発売を機に、地球征服を企む悪の秘密結社・中 文電脳教メーリングリスト(笑)から会員制BBSへと移行して漢情研が正式に 発足したが1998年11月、既に七年以上の月日が流れていることになる。当時は ソフトウエアがUnicode・多言語への対応を進めていく途上にあり、UTF-8の Webページを読めない環境も多かったので、JAET-BBSのシステムもShift-JISの ものをチョイスせざるを得なかった。それも、今となっては些か時代遅れなシ ステムになってしまったことは否めないが、現在、上地副代表が積極的に JAET-BBSのシステム改修を進めてくださっており、既にUTF-8に対応したほか、 さまざまな改良が予定されているのは、喜ばしいことである。 ■普及が進むRSS このほど正式運用が始まるRSSフィールド配信も、これらBBSシステム改良の一 環である。RSSとは、Webサイトの更新情報配信用ファイルフォーマットのこと。 RSSリーダーに対象サイトのRSSのURLを登録しておけば、サイトの更新情報を 自動収集してきてくれる。その記事一覧から読みたい記事をクリックすると、 ブラウザにその当該Webページが表示されるという塩梅だ。 Webコンテンツが1ページ1ページHTMLで書かれている場合には、とてもRSSな ど作っていられないが、ブログ・Wikiなどは自動でRSSフィールドを生成して くれる。その意味で、一昨年頃からのブログブームがRSSリーダー普及の下地 を作ったと言えよう。また、RSSによって最新情報を配信するニュースサイト も多く、時事情報収集ツールとしても、RSSリーダーはなかなか重宝である。 このため、昨年あたりから一般向けパソコン雑誌でもRSSリーダーの特集が組 まれるようになってきたし、ユーザーも増え続けているようである。 さて、RSSによる更新情報配信は、ブログなどと同じ一種世界的なブームであ る。もちろん中国もその例に漏れない。このコラムでは、それらRSS中国情報 源について、ごく大雑把に概観してみたい。 ■RSSリーダー その前に、まず必要になるのがRSSリーダーである。Windowsの場合、ブラウザ にFirefoxやOperaを使っている場合は、それらのRSS機能を使うのがいいだろ う。RSSは更新されたWebページのリンクを自動取得する機能で、ページの閲覧 にはブラウザが必要になるため、ブラウザと一体化した方が使いやすい。 Internet Explorerは次期バージョンにならないとRSS機能が装備されないので、 IEユーザーは他のRSSリーダーを入手しなくてはならない。 ところがここで立ちふさがるのが、おなじみ、多言語の壁である。国産のRSS リーダーには残念ながら多言語対応が不完全なものがかなり見受けられる。筆 者は、メーラーはBecky!、ブラウザはタブブラウザのSleipnirを使っているの だが、どちらもRSSプラグインが多言語に対応できていない。フリーソフトを 提供してもらっておいて文句を付けるのは心苦しいが、もう少し多言語処理ニー ズに留意していただきたいものだ……。 筆者がいくつかのRSSリーダーを試したところでは、 ・goo RSSリーダー(http://reader.goo.ne.jp/) ・NewsGlue(http://www.gluesoft.co.jp/NewsGlue/) あたりは問題なく中国語RSSを読んでくれた。同じgooのリーダーでも、Web版 はShift JISにしか対応しない。網羅的に試したわけではないので、他にも多 言語対応したものはあることだろう。Firefox・Operaは勿論、多言語OKである。 ■ニュースのRSS 中国のニュースメディアで最も権威あるのが、新華社と人民日報である。いず れも共産党・中央政府の公式論評が発表されるメディアであり、その論調が中 国の全ニュースメディアを規定している。両者はいずれもRSS配信に対応して いる。 ・新華網:http://www.xinhuanet.com/rss.htm ・人民網:http://rss.people.com.cn/ 配信されるニュースは、評論やBBSを除けば似たり寄ったりなので、チャイナ ウオッチャーでもない限りは一方だけ登録しておけば十分だろう。なお、人民 網はロシア語配信サービスもあるが、残念ながら日本語RSSはまだ無い。 中国では、面白い記事やスキャンダルは、長江以南の地方都市新聞が震源とな る例が近年増えている。このため、中央メディアのみならず地方新聞のWebサ イトからも網羅的に記事を収集したニュース配信サイトが人気を集めている。 ポータルサイト系では、 ・サイナネット:http://rss.sina.com.cn/ ・ソーフー:http://rss.news.sohu.com/ あたりが充実している。個人的には、南方網(http://www.southcn.com/)に RSS配信してもらいたいのだが、残念ながら未対応である。サーチエンジン系 では、 ・百度:http://www.baidu.com/search/rss.html が、各ニュースサイトのメタサーチ的RSSを提供している。これらも、結局は 似たり寄ったりのニュースが並ぶので、いくつか試してみて気に入った一つを 残すのがよかろう。 ■ブログとBBS 木子美のセックス日記(邦訳されちゃうらしいですねえ(汗))でブレイクし た中国のブログ、その発展をリードしたのは、博客中国(ブログチャイナ)改 め博客網(http://www.bokee.com/)である。 ・博客網:http://rss.bokee.com/ 各ブログやBBSはそれぞれにRSSを提供していたりしていなかったりするのだが、 博客網独自のRSSナビゲータやオンラインRSSリーダー機能が上記ページで提供 されている。 ・西祠胡同:http://www.xici.net/ 西祠胡同は中国有数のBBSサービスとして知られる。トップページで各BBSから セレクトした話題を「最新話題」と「最熱話題」に分けてRSS配信している。 中国で今、何が話題になっているのか、リアルタイムでトピックを追うことが できる。 各ポータルサイトのBBSサービスにも同様のRSS配信を行っているところがある ので、色々と試してみていただきたい。 ■専門情報サイト ある分野に特化した専門情報配信サイトは挙げ出すとキリがないので、メルマ ガの主旨に添って二つだけピックアップする。 まずは漢情研だけに電脳情報。中国にはいくつかのIT系ポータルが存在し、 RSSでニュース配信しているところも多い。 ・天極網(Yesky & Chinabyte):http://rss.yesky.com/ 中国ITポータルの定番中の定番。商品情報から業界情報まで幅広い。 中国学研究者が重宝しそうなのが、出版情報のRSS配信。 ・中国書業新聞網:http://news.bookicp.com/rss.asp 中国書業新聞網は、昨年末公開されたばかりの専門ニュースサイト。新刊情報、 売れ筋ランキングなどのほかに、「数字出版」(デジタル出版)や「編集人常 識」「著作権資訊」(著作権情報)など、興味深いチャンネルが多数用意され ている。 ■おわりに 中国の新聞がWebで閲覧できるようになったとき狂喜乱舞したものだが、今や RSSを通じてほぼリアルタイムで情報をチェックできるまでになってしまった。 その一方、中国に関しても、つい十数年前までは情報量が極端に限られていた のに、今や情報の洪水の中からいかにして有用なものをピックアップし活用す るか、その手腕がが問われる時代になったのだ。 これは、いくら文献データベースが整ってもキチンとした学問の基礎を身につ けていない人は論文の質を上げることができない、というのと要は同じことで あるし、そして、容易かつ大量に入手できるようになった情報を味方に付けれ ば、これまでになかった研究を成立させうる、という点も同じである。 ともあれ、RSSによる中国情報収集、使わない手は無い。 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し て発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000083458) ◆登録変更・講読停止 ----- http://jaet.gr.jp/mag/ ◆漢情研入会申し込み ----- http://jaet.gr.jp/guiding.html ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 漢字文献情報処理研究会メールマガジン 一百号 [2006.3.1]┃ ┃ 毎月1日・15日発行┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃ 編集・発行:(c)漢字文献情報処理研究会┃ ┃ 本号編集担当:千田大介┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃本メールマガジンの内容を、著作権法に定められた範囲を超えて、無断で┃ ┃引用・転載・再利用することを厳禁します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |