――――Japan Association for East Asian Text Processing(JAET)―――― △▼△▼△▼△ 漢 字 文 献 情 報 処 理 研 究 会 △▼△▼△▼△ ▽▲▽▲▽▲▽ メ ー ル マ ガ ジ ン ▽▲▽▲▽▲▽ ―――――――――――― http://www.jaet.gr.jp/ ――――――――――― ========== 東洋学研究・教育の電子化と電脳漢字処理の最新情報 ========== ■□ 2002.2.15 □■ ■□ 第三号 □■ ―[PR]―――――――――――――――――――――――――――――――― ★☆★☆★ Windows中国語処理と電脳東洋学研究の最新マニュアル★☆★☆★ ★☆★☆★ 『電脳中国学II』(本会編、好文出版)絶賛発売中! ★☆★☆★ 詳細は、http://jaet.gr.jp/denchu2/ 東方書店、2001年12月の売り上げ第三位! ---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇◆ 機関誌『漢字文献情報処理研究』(好文出版)好評発売中 ◆◇◆◇ 詳細は、http://jaet.gr.jp/jj/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・メーラーを等幅フォントに設定してください。 ・バックナンバーの閲覧・検索は、http://jaet.gr.jp/mag/ でどうぞ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ====================================================================== 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET か ら の お 知 ら せ ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――――――― ■会員向け情報 ――――――― ○会費納入のお願い 2001年度・2002年度会費が未納の方は、出来るだけ早くお振り込みくださ い。 ○名簿を発行します 本年三月を目途に、名簿を発送します。住所変更があった方は、入会申し 込みフォームにてご連絡ください。 ○新入会員(2002.1.26〜2002.2.10) 5名の方が新たにJAETに入会されました。 ====================================================================== 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ JAET-BBS ダ イ ジ ェ ス ト・2002.1.26〜2.10 ◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・漢情研会員はリンクをクリックするとJAET-BBSの当該発言を閲覧できます。 ――――――― ■イベント情報 ――――――― ○漢籍データベース協議会第2回総会 と き:2002.3.8(金)14時から ところ:東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階 中会議室 詳 細: http://www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/announcement/kanseki-2.html ○連続公開シンポジウム「21世紀の東方学」第三回「東方学の再構築」 主 催:京都大学人文科学研究所 と き:2002.3.16(土) ところ:京都大学京大会館 詳 細: http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/symposium/announce.html 第一回目の模様をまとめた冊子(PDF化)が、上記Webページから 閲覧可能。 ○京都大学大型計算機センター 第69回研究セミナー 「東洋学へのコンピュータ利用」 と き: 平成14年3月22日(金) 10:30〜17:00 ところ: 京都大学大型計算機センター3階講習室 漢情研のメンバーが何名か発表します。 ○EBTIとPNCほかの合同大会 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=546&area=1-1000 EBTI(Electronic Buddhist Text Initiative)とPNC(Pacific Neighborhood Consortium)ほかの合同大会が、9月に大阪で開催予定。 東洋学のコンピュータ利用に関する一大会議。会場など、詳細は未定。 詳 細:PNC http://www.pnclink.org/ EBTI http://www.human.toyogakuen-u.ac.jp/~acmuller/ebti/ ――――――――――――――――――― ■雑談 <電脳・社会・学界をめぐって> ――――――――――――――――――― ○中国古代文学電子史料庫 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac2&mes=424&area=1-1000 首都師範・四川師範・南京師範・浙江師範・鞍山師範・西北大学などが共 同開発中の『中国古代文学電子史料庫』がまもなく公開? ○ついに電子図書館版権訴訟 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=ac2&mes=432&area=1-1000 四川在住の女流作家、母碧芳氏が搜狐・雅虎・亦凡を含む中国内外の十数 サイトを、自身の作品を無断でネットを通じて配布したとして提訴。 ―――――――――――――――――――――― ■電脳情報 <Webサイト・ソフトウエア etc.> ―――――――――――――――――――――― ○システムコマンダー7 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=548&area=1-1000 OS切り替えソフトとして有名なシステムコマンダー7を試してみました。 ○超星目次検索復活 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=549&area=1-1000 使えなくなっていた超星数字図書館の目次・書誌情報検索が使用できるよ うになりました。 ○文字コード関連の記事2点 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=553&area=1-1000 現在発売中の雑誌(『日経NETWORK』『WebSiteDesign』)に文字コードに 関する興味深い記事がありました。 ○一太郎12 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=556&area=1-1000 新発売の一太郎12とATOK15に関するレポートです。多漢字面ではそれほど 進展なし? ○InDesign2.0 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=562&area=1-1000 こちらも新発売のInDesign2.0に関するレポート。 ○Win XP ML http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=web2&mes=571&area=1-1000 マルチランゲージ版のWindows XPに関するレポートです。 ―――――――――――――――――――――― ■文字処理情報 <テキスト処理と文字コード> ―――――――――――――――――――――― ○Li18nux発表 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=code2&mes=209&area=1-1000 Linuxの国際化指針である「Li18nux 1.0」が公開されたとのことです。 ○「ビット舟」で記事追加 http://jaet.gr.jp/JAET-BBS/contents.cgi?room=code2&mes=215&area=1-1000 小形克宏さんの「文字の海、ビットの舟」に久しぶりに記事が追加されて います。 関連URL: http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/column/ogata/ ―気まぐれコラム――――――――――――――――――――――――――― 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆◇ Mac OS 10.1の中国語対応◇◆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 二階堂よしひろ@電気漢文箱 http://nika01.hum.ibaraki.ac.jp/~nikaido/ ●かつて「中国語ならMac」だった まだパソコンがそんなに一般に普及していなかった頃、「中国語を使うならア ップルのマッキントッシュ」とは、呪文のように言われていたことです。 実際、Windows 3.1の時は、中国語と日本語を混在するのは、例の「みせかけ 中国語処理」しかできませんでした。かつての「みせかけ中国語」の処理にお いては、日本語フォントをむりやり中国語のGBフォントに置き換えて、日本語 と中国語の混在を実現させていたものです。 むろんこうやって出来た混在文書は、テキスト文書に落としますと中国語部分 が化けてしまいましたし、メールにも使えませんでした。 その点、GBやBig5を、Chinese Language Kitが必要とはいえ、ちゃんと扱うこ とが出来たMacは優れており、その評も妥当なものではありました。 しかし、その後Windows陣営は、Windows 95/98から、Windows NT/2000へと、 どんどんと多言語を進めていきました。 Windows XPでは、始めから特に中国語フォントをセットしないでも、見るだけ ならほとんど設定不要で中国語が使えます。あとは、IMEをちょっとセットす るだけで、中国語が簡単に扱えるようになりました。もちろん、普通にWordで も日本語と中国語の混在文書を楽々作成できます。 ところが、Mac OSは漢字TalkからMac OSとなっても、基本的な枠組みは変わり ませんでした。Mac OS 8以降では、Language KitがCDの中に入ることもあり、 ユーザの負担が減った部分もあったのですが、相変わらず中国語は単漢字入力 が中心で、キャノテックのBoPoMoFoを購入しなければ、連文節の入力ができな かったのです。 そして、Mac OSは、X(テン)と呼ばれるバージョンから、全くその姿を変え ました。ここでは詳しくは述べませんが、中身はむしろUnixに近いのものとな っており、全く別のOSと言ってよいほど変化したのです。 前評判では、「Mac OS Xは完全に多言語対応」ということでした。そのため に、中国語を使うユーザである我々も、Windows XP同様、始めからフォントも IMEもセットされており、購入した途端に中国語が使えるのではないかと期待 したのでした。 ところが、発売されてみてビックリ。日本語版Mac OS Xには、全く中国語のツ ールが入っていなかったのです。 もちろん、中国語以外の幾つかの言語用のツールは入っていました。しかし、 自分のようなユーザにとっては、Mac OS Xは突如として「使えないOS」となっ てしまったのです。 情報によれば、英語版には中国語ツールが装備されているとのことでした。い っそ英語版を購入して二重運用しようかと思ったほどです。 このように、中国語に関しては新しいMac OSはむしろ「後退」と感じられるよ うな形がしばらくの間続くことになりました。 ●Mac OS 10.1で復活 新たに発売されたMac OS 10.1にも、中国語ツールは入っていませんでした。 今度こそは、と期待したユーザは、また肩すかしを食らった感じです。 しかし、どうも中国語のフォントはセットされるようになったようで、部分的 に中国語が見られるようになっていました。しかし、IE5.1で中国語のページ を見ると、かなりの部分に文字化けが発生し、どうも全体として対応が不十分 であるように思えました。 Mac上で使える優れた多言語ワープロである、Nisus Writerも、新バージョン はむしろ旧Mac OSに対応ということで、ますますダメか、とも思っていまし た。 この状況が劇的に変わったのは、マイクロソフトのOffice v.X for Macが発売 された前後からです。 もちろん、新Office自体は多言語対応であることは十分に予想されていまし た。 しかし如何せん、ツールが揃わないと使いものにはなりませんので、あまり期 待もしていませんでした。 ところが、新Office発売前後から、Mac OS 10.1用に、多くの「言語サポート ツール」がダウンロードできるようになっていたのです。 その中には「中国語簡体字」「中国語繁体字」のサポートもありました。双方 とも30Mを超えるファイルでしたが、大学でダウンロードするのは問題ありま せんでした。 このツールには、中国語フォントと入力ツールが含まれていました。むろん、 どちらも新Office上で動きます。 驚いたのは簡体字入力で、ピンインは単漢字ではなく、文節入力ができるよう になっています。また五筆など、数多くの入力法がサポートされています。 残念ながら、繁体字IMEについては、ピンイン入力の場合はまだ単漢字入力と なります。しかし、これまでに比べたら、大きな違いです。 むろん、Unicodeに対応しているわけですから、日本語と中国語の混在も楽々 にできます。IE5.1の表示の不具合も、中国語サポートをインストールした後 は、起こりませんでした。 ようやく、また「中国語ならMac」と言っても問題は無くなったわけです。 【このコラムは不定期掲載です。】 ==Information========================================================= ・このメールマガジンは、講読をお申し込みいただいた方に、無償で送信して おります。 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用し て 発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000083458) ◆登録変更・講読停止 ----- http://jaet.gr.jp/mag/ ◆漢情研入会申し込み ----- http://jaet.gr.jp/guiding.html ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 漢字文献情報処理研究会メールマガジン 第三号[2002.2.15]┃ ┃ 毎月1日・15日発行┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃ 編集・発行:(c)漢字文献情報処理研究会┃ ┃ 本号編集担当:二階堂善弘┃ ┠─────────────────────────────────┨ ┃本メールマガジンの内容を、著作権法に定められた範囲を超えて、無断で┃ ┃引用・転載・再利用することを厳禁します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |