開催要領

2010年度公開シンポジウム 電子出版の動向と諸問題

日時
2010年7月10日(土)13:00~17:30
会場
慶應大阪リバーサイドキャンパス Room1 (大阪市福島区)

 ここ最近、AmazonのKindle、AppleのiPadなどが発売され、電子出版・電子書籍をめぐる議論が活発化しています。これらの動向は、学術情報の流通や発信に関心がある研究者にとって看過できないものであることはもちろん、紙の書物を主な媒体としたこれまでの文化・学術のあり方全体を再考する契機となるものだと思われます。

 しかし、現在の論調は、全体としては無批判な礼賛か感情的な反発に大きく二分されているという印象があります。その一方で、Appleなどのプラットフォーム企業が行っている電子書籍の検閲の問題などは、ごく一部で指摘されてはいるものの、全体としては大きな関心とはなっていません。

 本シンポジウムでは、電子書籍の持つ新たな可能性を模索しつつも、検閲やライセンスの問題を踏まえながら、より望ましい電子書籍・電子出版のあり方について議論ができればと考えています。今回は報告者として、『電子書籍元年iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?』(インプレスジャパン)の著者である田代真人氏、CHISEをはじめとする文書表現系フリーソフトウェア開発者の守岡知彦氏、プラットフォーム問題についてお詳しい石岡克俊氏をお招きしております。皆様のご参加を歓迎いたします。

プログラム

  • 13:00~13:10 代表挨拶
  • 13:10~14:10 報告1 田代 真人氏((株)メディア・ナレッジ代表、(株)アゴラブックス取締役)
  • 14:10~14:50 報告2 守岡 知彦氏(京都大学人文科学研究所助教)
  • 14:50~15:30 報告3 石岡 克俊氏(慶応義塾大学産業研究所准教授)
  • 16:00~17:30 ディスカッション

お知らせ

  • 入場無料(ただし非会員は参加費500円を申し受けます)
  • 会場定員の都合により事前出席登録にご協力願います。間もなく受け付けを締め切ります。会場定員を満たしたため受け付けを締め切りました。
  • 講座終了後、懇親会を開催します(会費 一般:6,000円、学生:4,000円。要申し込み・7/6まで 締め切りました)

Last-modified: 2018-10-20 (土) 15:51:08